診療部

患者様、ご家族の方へ

当院では2018年1月現在10名の医師が常勤医として在籍しており、全員がリハビリテーション科を専門としています。

学会認定資格としてはリハビリテーション科専門医6名、整形外科専門医1名、脳神経外科専門医1名(重複あり)を擁しており、互いに協力して外来・入院診療を行っています。

リハビリテーション科医師は、「病気や外傷の結果生じる障害を医学的に診断治療し、機能回復と社会復帰を総合的に提供することを専門とする医師」です。

現在、リハビリテーション科専門医は全国で2000名程度ですが、高齢化や救急医療の進歩によって障害をもちながら社会で生活していく方々はますます増加しており、いま最も需要が増大している診療科のひとつです。

当院では患者様・ご家族の意向の確認や方針の説明を、主に医師が担います。
リハビリテーション科医師の最大の特長は、運動や認知の障害をもったことで将来起こりうる潜在的な問題をも含め、患者様の全体像を把握できることです。

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医師は、入院中の主治医としてリハビリが円滑に行えるよう全身状態を整えるとともに、診察所見と病棟生活や訓練場面の観察結果に基づき、障害の機能予後、服薬状況、退院後の住環境や就労・生活状況などを医学的な視点から総合的に検討します。

そして退院後の生活復帰に向けての課題を抽出し、他職種と協働して具体的な対策につなげ、患者様・ご家族とともにその解決を目指していきます。

安静や自立の判断について

当院へ入院される患者様の大部分は、歩行やトイレ動作などの日常生活に介助を必要とされています。このため、当院では患者様の動作能力と転倒や事故の危険性を医学的に評価し、車いすや杖・歩行器の要否、自力で活動できる範囲などの「安静度」を決定しています。

安静度は患者様ご本人に説明した上で、ご家族とも共有できるようベッドサイドに表示します。入院中、リハビリの進展に伴い、安静度は随時変更されます。

当院では医師、看護師、療法士が連携してチェックシート形式の評価表を用いたシステムを運用し、患者様の安静度・自立度を決定しています。評価表として各動作能力を可視化することで、スタッフ皆が共通の指標をもち、患者様やご家族にも客観的な評価結果として提示できます。

どれほど訓練や評価を重ねたとしても、現実に転倒や事故の発生をゼロにすることは不可能です。転倒・事故発生時に速やかに観察・情報収集を行い再発防止策をとるためにも、病院全体のシステムとして安静度を決定することが有用と考えています。

転倒転落対策について※クリックで拡大します。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)に対する治療について

骨粗鬆症(大腿骨頸部骨折・脊椎圧迫骨折などの脆弱性骨折)は骨強度が低下し、骨折のリスクが増大する骨の疾患です。

高齢者の大腿骨頸部骨折・脊椎圧迫骨折の主要な原因です。一旦骨折が生じると連鎖的に他の骨折が生じやすく、要介護の原因となります。

骨粗鬆症の薬物治療を積極的に行うことにより70%近くの新たな骨折の発生を予防することができます。

当院では入院中に骨密度測定だけでなく、骨粗鬆症に関連した特殊な血液、尿検査などを行う事によって、患者様の状態に合わせた骨粗鬆症に対する薬物加療を積極的に行っております。

合わせて入院中に、今後の転倒を防ぐために家屋などの生活環境の改修・自助具の使用指導、筋力強化・バランス訓練などリハビリ・自主トレ指導も行っております。

骨粗鬆症