言語聴覚科

脳梗塞や脳出血などの脳血管障害のほか、事故による頭部外傷、神経疾患などによっておこる言語障害に対して訓練を提供しています。

言語障害はさまざまですが、当院ではことばが出にくい、ことばの意味がわからないといった失語症や集中できない、すぐに物忘れをする、計画的に行動ができないなどの高次脳機能障害、大きな声が出ない、呂律が回らないなどの運動障害性構音障害、食べ物を噛んだり飲んだりできない摂食嚥下障害といった障害を主な対象としています。


言語聴覚科

その人らしい生活に繋ぐリハビリを追求しています。

私たち言語聴覚士はそれらの問題を抱える患者様に対して、まずは現状を把握する目的として日常生活の様子及び検査を通して評価を行います。 その後、患者様それぞれに合わせた訓練内容を検討し、機能の改善を促す訓練を行っています。

また、それらの機能訓練と並行して残存している能力を最大限に生かしながら、日常生活を送るための工夫や援助方法なども提案しています。 特に失語症や高次脳機能障害は、今までの生活においてどのような障害なのか見聞きしたことがある方も少なく、患者様の状態を把握することが難しい障害です。
そのため、ご家族にも訓練に同席していただき、十分な症状説明を行いながら、有効的なコミュニケーション方法の検討や指導、関わり方などをお伝えしています。

また、復職を希望される方に対しても、仕事内容をお聞きしできる限り類似した課題を通して、一日もはやい社会復帰を目指して積極的に支援を行っています。

環境と訓練スタイル

言語訓練室

訓練室外観

言語訓練室

言語訓練室は1Fリハセンター内に5室、2F 〜 3Fに各1室、4Fに2室の計9室を完備しております。

各訓練室には吸引ラインを設置し、1F 訓練室には洗面台があります。

当院では基本的に集中できる個室でのリハビリを取り入れ、ご家族参加型の訓練を推奨しています。

言語訓練室

訓練室内

担当制

当院の言語聴覚療法は、基本的に担当制です。
しかし、患者様の状態に合わせて複数の言語聴覚士が関わる場合があります。

コミュニケーションの拡大をめざす取り組み

脳血管障害などによっておこる失語症や運動障害性構音障害は相手との意思疎通が難しくなる言語障害です。
失語症は、言葉を聞いて理解することや話すこと、文字を読んで理解すること、書くことが難しくなります。
また、運動障害性構音障害は、口や舌の動きに制限が出ることにより呂律が回りにくくなります。

言語

言語聴覚療法では、課題や普段のコミュニケーションの様子から問題点を考えて評価を行います。 そして、患者様に合わせた訓練プログラムを立案し、機能の改善を目的に介入をします。

同時に、他者との会話が円滑になるような手段の検討も進め、患者様とのコミュニケーション方法についてスタッフおよびご家族に対して情報共有と関わり方の提案を行っています。

運動障害性構音障害の方には、ゆっくりと話してもらう、言いづらい言葉を言い換えるといった話し方の工夫や50音表を用いてやりとりをする練習を提案しています。

また、ご家族には実際の訓練を見学していただき、患者様の困っているところを理解していただくとともに、より積極的にコミュニケーションをとることができるよう言語聴覚士とともに会話に参加をしていただいています。