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困難を共に乗り越えられる作業療法士に

千葉県立保健医療大学卒
Occupational Therapist
Y. N.

知恵と勇気で困難を共に乗り越える

年齢性別にかかわらず、どんな方であれ困難というものは突然に起こることがあります。そんな時に、近しい方の支えだけではなく、信頼できる人間の適切な助言によってその困難を乗り越えられることは少なくないと思います。私自身もそういった経験をしたことがあり、自分が受けた知恵と勇気をいつかは他の人にお返しできるような仕事ができれば、と思っていました。

作業療法士という職業を知ったのは学生の時でした。作業療法士は、身体へのアプローチだけではなく、専門職として患者様・ご家族への心理的なサポートを行うほか、生活環境の調整、復職練習まで幅広い支援を行う職種です。あらゆる手段を利用して、ご本人のより良い生活を実現する。まさに知恵と勇気を共有して困難を一緒に乗り越えていく職業だと思い、私は作業療法士を目指すことにしました。

大学では救急病院や精神科病院、相談支援事業所など様々な機関で臨床実習を行いました。そこで様々な領域で作業療法士が働いていることを知りましたが、就活の時期となり、候補として考えていたのは回復期リハビリテーション病院でした。リハビリ病院ではリハビリが第一とされる環境のはずで、患者様と直接関わる時間が多く取れるだろうと当時は単純に考えていたからですが、そこで最初に見学したのが湾岸リハでした。

見学では充実したリハビリ体制やリハビリ科専門医が多く勤務していることなど様々な説明を受けましたが、それ以上に私が衝撃を受けたのは、病院理念の中のリハビリテーションの項でした。「リハビリではチーム医療は目標ではなく前提。専門職として個々の能力を最大限に高めることが、最高のリハビリ医療を患者に提供できることにつながる」という説明にとても共感し、早くもこの病院に決めよう、と思ってしまいました。

細やかな教育体制、相談しやすい環境が強み

入職して感じたことは、セラピストへの教育が充実しているな、ということでした。特に入職後の最初の3ヶ月は新人教育に多くの時間があてられ、覚えることが多く大変ではありますが、リハ専門職、作業療法士として必要なスキルと心構えを身につけるための重要な期間に重点的に教育を行えていると思います。また、当院ではプリセプター制度が採用されています。新人OT一人に対して、先輩OTが三人ほど担当となり、日々の業務や臨床ついての相談に乗ってくれます。とても充実した体制だと思います。業務内容や臨床知識、手技について、指導する内容がマニュアル化されており、個々の状況に合わせて、チームで教育を進めることができます。

二年目以降になると後輩を指導する立場となります。教えることが最も勉強になるよ、と先輩から教えられましたが、やはり実際に指導することで、改めて自分が分からなかったことに気がつくことも多く、そこでさらに先輩に聞くこともあります。この学年になってもまだまだ新しい疑問が出てきますし、調べることも多いです。座学も含めて教育体制の基盤がしっかりとしているからこそ、自ら考えて、行動できるセラピストが育つのだろうと思います。

また、日頃から職場のスタッフとコミュニケーションを取れることは、作業療法士として重要なスキルだと思います。当院の他職種連携として、カンファレンスでの情報共有はもちろんですが、日頃からドクター、療法士、看護師、ソーシャルワーカーと常に顔が見える関係で、いつでも相談ができるというのは湾岸リハの強みだと思います。

また当院にはリハビリテーション科専門医6名を含む、約10名の医者が常勤しています。リハ医の先生方と日々コンタクトをとっていますが、これだけ多くのリハ医の先生方とコミュニケーションがとれる職場は全国的にも少ないと思います。リハ医は我々がプレイヤーとすると監督のようなものだと思っていますが、意思決定をする以外にも、セラピストや看護師からの現場の意見を親身に聞き、熱心に指導やアドバイスをしてくれます。監督兼コーチかもしれません。

臨床で生じた疑問を追求していく姿勢

湾岸リハでは臨床研究にも力を入れています。平成30年に東京で開催された日本作業療法学会では当院の作業療法科から19演題が発表され、全国一位の演題登録数となりました。当院で行われている研究の内容は、ADL動作分析、上肢機能訓練、半側空間無視をはじめとする高次脳機能障害、就労支援など、多岐に渡っています。この背景には、日々の臨床から生じた疑問やアイデアについて、リハ医や先輩OTが丁寧に助言をしてくれる、臨床研究を進めやすい環境があるからだと思います。

研究、発表が初めての看護師や療法士も多く、私もその一人でしたが、なんとか全国学会で発表することができました。研究というと少し固く感じてしまうかもしれませんが、優しく熱意溢れる先生方と先輩がいるので安心してください。湾岸リハは根拠(エビデンス)にもとづくリハビリを行うだけではなく、新しい根拠を作り上げていく医療機関であると考えています。

私の現在の目標は、筑波大学大学院で修士号をとることです。臨床研究をより深めたいと思い、大学院を受験し、平成30年度より入学しました。湾岸リハの大学院進学支援システムや他のスタッフの協力もあり、働きながら通うことができています。介護者支援や介護力をテーマに、現在自分の研究を着々と進めています。やってみて思いますが、研究をすると自分の臨床の質が上がります。知識量が増えることもそうですが、科学的な思考法が洗練されるため、長期・短期目標に沿って無駄なくリハビリを組み立てられるようになります。これは皆さんにも是非体験して頂きたいことです。

高い目標を掲げ、実現する。それが湾岸のリハビリ

我々は人と向き合う仕事であるため、科学的論理だけでは解決できない問題も出てきます。そのため、共に働く同僚や先輩の存在はとても重要だと私は思います。個人では解決できないことも、チームで考えて対応することで柔軟に解決した経験が何回もあります。当院の療法士は根拠に基づいたリハビリを提供できるスペシャリストであることはもちろん、それ以上に患者様思いの。情熱のある人ばかりです。歓送迎会や忘年会含め、彼らとは仕事以外でも助け合っていますし、毎年同期と行く職員旅行はとても楽しい時間です。

長々と書いてきましたが、まとめると湾岸リハは作業療法士として患者様の社会復帰を実現していくために必要な、考え方やスキルがを身に着けやすい環境だということです。プリセプター制度や新人研修など教育体制が充実していることに加え、研究活動に取り組んでいるセラピストも多く、個人の成長をサポートしてくれる職場だと思います。リハ医や先輩から知識を吸収できる環境は非常に恵まれています。この良さは文章だけでは伝わらないと思いますので、ぜひ、一度見学にいらしてください。そして先輩療法士達に皆さんの疑問質問をどんどんぶつけて下さいね。

 Y. N.

  千葉県立保健医療大学卒 
  作業療法科配属
  2018年 筑波大学社会人大学院 リハビリテーションコース 入学

 千葉生まれの笑顔がチャームなムードメーカー。患者さんの笑顔を引き出すことが得意で、彼とリハビリする患者さんのモチベーションは自然と向上する。真面目にひたむきな研究心を抱きながら臨床に臨み、優しさとそつない気配りの持ち主のため、誰からも好かれ、人望も厚い。今や防災訓練のリーダーです。