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手のまひ治療 Treatment of hand paralysis

手のまひ治療センター室

当院2Fの作業訓練室を「手のまひ治療センター室」として改装しました。
院内の手の麻痺に関わる機器や機材を集約し、これまでよりも手の麻痺治療に特化した訓練を集中的に提供できる体制を整えました。

治療の適応と対象者について

治療対象者は当院入院中の回復期患者様になります。
また、治療の適応に関しては医師による診察のうえ決定いたします。
現在、外来患者様、維持期の患者様に対する治療は行っておりませんが、体制が整い次第対象者を随時拡大していく予定です。対象者の拡大に際してはホームページの情報を更新いたします。

手のまひ治療 新藤医師

センター室長 新藤 恵一郎 日本リハビリテーション医学会専門医

手のまひ治療の知識と経験を集約する

脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)は、年間29万人が発症していると報告されています。手や足が動かなくなる「運動麻痺」は、脳卒中による障害で最も頻度が多く、リハビリテーション訓練の治療対象となります。しかしながら、手の機能は多彩で精密であるため、訓練を行った後も、半分以上の方が、麻痺した手を日常的に使うことが難しいのが現状です。

当院は開院以来、麻痺された手の回復を助ける治療に積極的に取り組んで参りました。この度「手の麻痺を少しでも良くしたい」という声に応えるべく、当院の知識や経験を集約した「手のまひ治療センター室」を設立することになりました。この「手のまひ治療センター室」は、リハビリテーション科専門医と作業療法士が連携し、麻痺した手の状態やニーズを確認し、従来の訓練手法から先進的なリハビリテーション器機を組み合わせた治療を個別に提案させて頂きます。みなさまの期待に応えられるよう、私たちスタッフ一同、 努力して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

手のまひ治療 吉田作業療法士

作業療法士 吉田 太樹

残された能力を最大限発揮できるように

手の動作は非常に複雑で日常何気なく行っている動作でも,高い巧緻性を求められます。脳卒中や頸髄損傷などで手に運動麻痺が残存した場合には,それらの動作に支障をきたします。利き手が麻痺した場合には,箸を使って食事をしたり,文章を書くことなどに大きな影響が出ます。利き手ではない手の麻痺だとしても,両手でパソコンのキーボードを入力することや,髪の毛を束ねるといった身の回りの動作,洗濯物を干すといった家事動作に大きな影響が出ます。麻痺した手の回復を促すためには、専門家による指導の下で手の訓練を行い,生活の動作の中で適切に使用して手の動きを回復させていくことが重要となります。当院の「手のまひ治療センター室」では,麻痺の状況に応じた訓練を実施します。またそれらの訓練と並行して生活の中で麻痺した手の使用方法について専門医と協議し,どのようにすれば今の手の動きを生活のなかで最大限使用できるのかについて患者さんとともに考え,助言をさせていただきます。当院の「手のまひ治療センター室」が脳卒中や頸髄損傷などによる手の運動麻痺に悩む方々にとって有益な選択肢の一つになれたらと思っています。

最新機器と治療法について

手のまひ治療|修正CIMT(回復期CI療法)

修正CIMT(回復期CI療法)

CI (シーアイ)療法は、脳卒中治療ガイドラインにおいて軽度の麻痺に対して推奨されている治療法です。脳卒中によって腕や手に麻痺が残った方は、麻痺のない手を代用することで、次第に麻痺した手を使わなくなくなり麻痺手の機能回復を阻害することが知られています。CI療法は、このような問題を解決するために積極的に麻痺手の使用を促す治療法です。

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手のまひ治療 電気刺激療法

電気刺激療法

麻痺が重度の場合、随意的な動きが困難となり目的とした訓練動作が行えない場合があります。当院では電気刺激療法として随意運動介助型電気刺激装置(IVES)を複数揃えています。動かしにくい麻痺手に電気刺激を入れることで目的とした動きを補助し、訓練課題の遂行を助けることで目的志向型の運動を促していきます。

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手のまひ治療 上肢用ロボット型運動訓練装置 ReoGo®-J

能動型上肢用他動運動訓練装置

作業療法士がロボットを道具として訓練の一部に活用することで、運動麻痺の重症度や回復過程に応じた最適な訓練条件を設定することができます。当院で採用する上肢用運動訓練ロボットは伸縮するジョイスティック構造のアームを持つ機器で、前方のディスプレイに表示されるターゲットに合わせて、アームを随意的に操作します。三次元の運動支援が可能で、訓練パターンやモードを柔軟に多彩に選択できるのが特徴です。

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手のまひ治療 視覚誘導性自己運動錯覚療法

視覚誘導性自己運動錯覚療法

視覚誘導性自己運動錯覚とは、自分の手足が動いている映像を観察することによって、実際には身体が動いていないにもかかわらず、あたかも動いているような知覚をいいます。ここでは、麻痺していない方の手を動かす映像を反転させた映像を用いて、麻痺した手が動いているような運動錯覚を生じさせて治療します。

※各治療に際しては医師による診察のうえ適応を検討いたします。

お問い合せ

医療福祉相談室047-453-9019受付時間 8:30~17:30

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